■DRAPING SHAWL COLLAR V PULLOVER
デザイナーが強い意思とこだわりを込めて作った、カシミヤ100%のVネックニット。
<デザイン>
・Vネックという最もベーシックな襟型を、立体裁断の発想で根本から再構築したプルオーバー。
・Vのラインを単純な直線ではなく、緩やかなカーブで構成したデザイン。
・首元に沿うように立ち上がる、全体を自然に包み込む設計。
・開きはあるのに寒々しく見えないバランスを実現。
・アウターの襟元が直接肌に触れにくい高さまで設定した、端正に伸びる後ろ襟。
・ストールを軽く添えたようなニュアンスが生まれる、Vネックでありながらどこかショールカラーのようなエレガントさを持たせたネックライン。
・ボディはブランドがカットソーで継続して研究してきた、ドレーピングロンTの立体設計をベースにしたパターンを採用。
・デザイナー自身が長く愛用してきた型を、冬のニットでも成立させたいという思いから開発を開始。
・単純なオーバーサイズではなく、量を持たせながら収束点を設けることで、前 / 横 / 後ろで見え方が変わる造形的なフォルムを制作。
・ニットではほとんど見ることのない、構築的なボリュームとドレープの両立を目指したシルエット。
・カットソーのドレーピングロンTとはまた異なり、ニット特有の弾力と重みが加わることで、よりゆっくりと落ちるエレガントなドレープが生まれています。
・一見すると静かながら、着用すると強い個性が立ち上がる、新しいVネックの在り方として提案する象徴的なプルオーバーです。
<素材 / 生地>
・カシミヤ100%で編み立てたハイゲージニット。
・あえてハイゲージで編み立てることで表面の目面を整え、輪郭のはっきりした上品な表情に仕上げた素材。
・甘くなりすぎず、シャープさも併せ持つカシミヤ生地。
・軽さはありながら、着用するとしっかりとした安心感がある風合い。
・薄手でも頼りなさが出ない、繊維そのものが持つ弾力と回復力が特徴。
・肌あたりは非常になめらかで、直接着てもストレスがなく温度調整にも優れています。
・過度なボリュームに頼らない、層としても暖かな着心地です。
・ドレープは静かに落ち、動きに合わせてやわらかく揺れます。
・特別な日のためだけでなく、日常の延長にある上質さとして提案したい素材です。
<デザイナーコメント>
カシミヤという素材は、柔らかさや軽さだけが語られがちですが、本来の魅力は繊維の細さから生まれるぬめり、反発、そして空気を含む保温性にあります。その特性を過度に起毛させるのではなく、編み地として整えて見せたいと考えました。立体的なパターンとも相性が良く、フォルムを崩さずに上質な落ち感が出ます。日常で着られることを前提に設計したカシミヤによる、過剰な演出ではなく、素材そのものの力で成立するニットになったと思っています。ニットでこの複雑な立体を表現することは非常に難しく、通常の編み立てではどうしても平面的になってしまいます。どの位置で編目を増やし、どこで減らすのか。テンションをどう設計するのか。型紙の立体感を崩さないために、編み立ての職人さんと何度も話し込み、試作を重ね、編目単位で設計を調整しながらようやく実現しました。
■nonnotte(ノノット)
文化服装学院卒業後に渡仏し、「イヴ・サンローラン」にてメンズとウィメンズのデザインやパターンなどを担当した杉原淳史が23AWより立ち上げたブランド。国内の職人と共に作り込んだ上質な素材と立体裁断を用いた「人体」と「空気」を意識した服作りが特徴。