■DRAPING BIG YOKE RAGLAN DRIZZLER JACKET
こだわりの織りにより上品なチェック柄が浮かぶドリズラージャケット。
<デザイン>
・ブランドらしい立体裁断の思想を、ショートアウターに落とし込んだデザイン。
・クラシックなドリズラーの型をベースに、ドレーピング設計とビッグヨーク構造で再構築。
・ドリズラー特有の軽快さは残しながら、全体のバランスはより立体的に調整。
・最大の特徴は、背面から肩にかけて大きく取ったヨークパターン。
・単なる切り替えではなく、フォルムを支えるための構造体として設計。
・背中に面としての立体が生まれ、着用時には自然な丸みとドレープが現れるシルエット。
・肩線を固定せず、身頃から連続するラインで袖を構成するため、スリーブの前側はセットイン、後ろはヨークラグラン設計を採用。
・動きに対して自然に沿う、分量のあるフォルムながらも収まりが良い構成。
・体型の差を受け止めやすく、着る人それぞれの形に馴染みます。
・前から見るとすっきりと整い、背面には余白と曲線が現れる設計です。
・短丈のブルゾンでありながら平面的にならず、後ろ姿や横姿に造形的なボリュームが生まれます。
・テーラード的な考え方で組み立てた、ラフに羽織れて佇まいが崩れない一着です。
<素材 / 生地>
【素材の基本情報】
・ファンシーヤーンという意匠糸に梳毛を用いて、独自開発したツイード素材。
・原料をウール100%の梳毛にすることにこだわった、機屋といちから製作した生地。
・ブランドが毎シーズン使用している、毛羽立ちが少なく4シーズンで着用できる梳毛をツイードで構成。
・色はオリジナルの霜降りグレーを紡績し、そこから5種類のファンシーヤーンを作成。
・フリンジ糸やノットヤーン、丸胴のチューブ状糸など、理想とする5種類全てをツイードに織り込んでいます。
・あえて5種類の糸全てを同色で構成することで、無地に見えながらも、面の中に奥行きと複雑な表情が生まれる設計です。
【素材へのこだわり】
・25AWシーズンで発表した「Nツイード」を新しく再解釈した素材。
・今シーズンは「002」へとナンバリングし、派手さではなく構造で魅せるツイードへとアップデート。
・ファンシーヤーンの形状を見直し、より立体感が出る設計へ変更。
・ミルド加工を強めることで前回のドライタッチな質感から、よりソフトで密度のある風合いへ進化。
・同じ梳毛ベースでありながら、今回はよりふくらみと一体感があり上品な表情が際立っています。
・エレガントなツイードに寄せた品のある質感が特徴です。
・ファンシーヤーンそれぞれの太さの差によって、同色の中に細かなチェック柄が浮かび上がります。
・強く柄を見せるのではなく、織りの立体差でチェックが現れるつくりです。
<デザイナーコメント>
太番手の糸で織られる紡毛ツイードは肌触りの面で少し距離があり、見た目もクラシックに寄りすぎてしまい、着こなしによってはやや古く見えてしまうことが悩みでした。その対極にあるのがシャネルツイードで、風合いの良さ、表面の複雑さ、その華やかさには強く惹かれますが、自分にはフェミニンに映りすぎてしまう。50年代初頭のツイードの正装に憧れ、毎年探し続けてきましたが、理想に届くものにはなかなか出会えませんでした。そんな中、とある機屋さんとの出会いがあり、糸からオリジナルで設計できる機会を得て、そのどちらでもない「Nツイード」が完成しました。梳毛で作るファンシーツイードはほとんど見たことがなく、とても興奮したことを覚えています。ずっと着たかったツイードが形になり、今では、ブランドの軸となる素材となっています。
■nonnotte(ノノット)
文化服装学院卒業後に渡仏し、「イヴ・サンローラン」にてメンズとウィメンズのデザインやパターンなどを担当した杉原淳史が23AWより立ち上げたブランド。国内の職人と共に作り込んだ上質な素材と立体裁断を用いた「人体」と「空気」を意識した服作りが特徴。