■DRAPING SHIRT TYPE A
360度異なる表情を楽しめる、立体裁断で製作した今シーズンを代表するドレーピングシャツ。

＜デザイン＞
・毎シーズンブラッシュアップを重ねるドレーピングシリーズの長袖シャツ。
・アームホールの解釈を従来のメンズシャツの原型から大きく逸脱させたデザイン。
・1900年代初頭、ウィメンズのクチュリエ達が女性の体を立体的に美しくみせる造形を目指し、フォルムの研究を重ねていた時代のエスプリを、現代の男性に向け再解釈し作成。
・コクーンのような卵型のシルエットをイメージし、アームホールのカッティングを複雑に構成した、後ろから回り込んだように大きくドロップする肩線が特徴です。
・前身頃と後ろ身頃をつなぐ脇線が前側に振ってあり、その位置から直角にオーバーサイズの分量を曲げることでボディの面が現れます。
・身体を美しく見せる新たなフォルムとして提案する、袖を下ろした時に方向性のついたドレープが生まれる設計。 

＜素材 / 生地＞
・オーガニック超長綿の35番単糸という太番手の糸を紡績し、世界一の高密度を織り上げることが可能な静岡県にある「カネタ織物」で共同開発したオリジナル素材。
・よりドレスな表情のシャツ用素材をタフに着てほしいという願いから生まれた、見た目はドレス要素、タフさはカジュアル要素の、太番手を限界まで高密度に織ったクリアヘビーブロード仕上げの生地。
・一度着るだけでシワになってしまう超細番手のシャツと、丈夫な太番手のブロードやオックスのカジュアルシャツとも違う、ドレスシャツに負けないほどの高密度さで表面も美しい、長年かけてようやく完成したこだわりの新素材です。 
・「綿100%ですのでもちろんシワにはなりますが、太番手の強さが現れた凹凸の皺はこの素材の表情の一つと感じてもらえたら幸いです。それこそが細番手では真似できない魅力だと思い、もう5年間ノーアイロンで着続けていますが、いまだに美しくピンピンしています。この素材のポテンシャルは本当に計り知りません。他にはないシャツ地素材ですので、長年着古してタフさを楽しんで頂けましたら幸いです。」とのデザイナーの思いが込められています。

■nonnotte（ノノット）
文化服装学院卒業後に渡仏し、「イヴ・サンローラン」にてメンズとウィメンズのデザインやパターンなどを担当した杉原淳史が23AWより立ち上げたブランド。国内の職人と共に作り込んだ上質な素材と立体裁断を用いた「人体」と「空気」を意識した服作りが特徴。