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✅ そもそも「クリーンビューティ」とは?

 クリーンビューティとは、肌と地球環境の両面を配慮した概念を持つ製品やブランドのことを指します。アメリカが発祥と言われており、2020年ごろから日本でも耳にする機会が増えてきました。有機栽培の原料使用に関する定義を有する「オーガニックコスメ」と混合されがちですが、クリーンビューティの概念を規定する明確な定義は存在していません。体に害を及ぼす成分の配合を控えること、製造工程における透明性やサステナブルなパッケージ作り、動物実験を行わないクルエリティーフリー、ヴィーガン処方……など、その具体的なアプローチはブランドによってさまざまです。

✅ クリーンビューティの本場・アメリカ発の「コーパス ナチュラルズ」

 2018年にアメリカ・カリフォルニアで誕生した「コーパス ナチュラルズ(CORPUS NATURALS)」は、スキンケアの専門家が創設したライフスタイルブランド。“ラグジュアリーとサステナビリティは共存できる”と、ブランドが発信するその言葉通り、製造過程における環境への影響をひとつずつ見直したプロセスと植物由来のヴィーガン処方で高い機能性を備えたアイテムを発信しています。

【クリーンビューティのポイント】
ヴィーガン処方 ・原料調達、生産、パッケージングまですべて米国内で完結、製造工程でのCO2排出を軽減 ・リサイクルを意識したパッケージデザイン ・合成成分不使用の100%ナチュラルな香りなど。

代表アイテム:ボディリフレッシュスプレー

 ニオイが気になる部分にシュッとひと吹きして体臭の一因となる細菌を抑制し、同時に肌を整える植物ベースのボディリフレッシュスプレー。天然酵素、植物エキス、プレバイオティクス(常在菌のバランスを整える成分)を独自にブレンド。高い消臭効果を期待できるうえに、洗練されたローズノートや清々しいシトラス系など、フレグランス代わりとして使いたくなるほどの香気を備えています。単にニオイを抑えるのではなく、香りをまとうように楽しんでほしい。そんなデオドラントに対するポジティブなメッセージを受け取ることができるはずです。汗ばむこれからの季節の助っ人コスメとしても最適。

✅ グリーンクレイを軸にしたイタリア発の「アルジタル」

 イタリア・シチリアで作られる「アルジタル(ARGITAL)」は、生物学者でもあるフェラーロ博士によって創設されたブランド。幼少期のどろんこ遊びの記憶から、クレイの温かさや心地良い感触、泥遊びをする子どもたちの手肌のなめらかさにヒントを得て化粧品作りに着手しました。ブランドのキーとなるのは、シチリア・シクリの丘で採掘されるグリーンクレイ。そこに化学肥料や農薬を使用していないハーブなどの厳選した素材を加え、肌や髪にを理想の状態へと導く設計を実現させました。

【クリーンビューティのポイント】
化学肥料、農薬不使用の植物原料使用 ・防腐剤不使用 ・エコ素材のパッケージ活用を拡大 ・太陽光など持続可能な自然エネルギーを活用 ・環境汚染の懸念がある化学物質不使用 ・オーガニック認証“デメター認証”獲得など。

代表アイテム:グリーンクレイパウダー アクティブ

 フェロー博士の故郷であるシチリア島・シクリの丘で採掘される海泥“グリーンクレイ”のパワーをストレートに感じることができる、100%ピュアクレイパウダー。ミネラルと肌の活性酸素と結びつきやすい2価の鉄イオン(Fe2+)とシリカを豊富に含む頼もしさで、スクラブ、パック、浴用化粧料とさまざまな取り入れ方が可能。クレイといえば毛穴汚れを吸着するイメージですが、グリーンクレイはうるおい効果も期待できるうえに肌のゴワつきを防ぎ、柔らかく整えてくれる力を秘めています。

✅ ネイルの常識を覆した「マニキュリスト」

 ネイル=ケミカルという概念が一般的だった2015年に、”有害成分を含まない製品をすべての人たちへ届けたい”という想いから誕生したパリ発のヴィーガンネイルブランド。名だたるメゾンでキャリアを積んだ創設者 ガエル・ルブラ・ペルソナージュさんが生み出す絶妙なカラーリングは、ヴィーガン処方であることを差し引いても魅力的。ファッションのセレクトショップでも多く取り扱われています。

【クリーンビューティのポイント】
リスクをもたらす可能性がある石油化学製品由来物質の成分排除 ・ヴィーガン協会認定の素材使用 ・クルエルティフリー ・パッケージにFSC認証クラフト使用など。

代表アイテム:ナチュラルネイルカラー

 トウモロコシ、小麦、綿、ユカ、サトウキビ、ジャガイモ…と、耳なじみのある原料名が並ぶ「グリーン」シリーズ。メタリックカラーの「ブロンズ」、鮮やかなオレンジの「サンセット」、フレッシュなパステルグリーンの「プティポワ」など、日差しに映える色味が揃うカラーネイルは、植物由来成分84%で構成し、保湿のためのココナツオイルも配合しています。さらに独自の科学に基づいた処方によってオフ時も爪のケラチンを保護。毎日ネイルチェンジしたくなるほどの速乾性の高さもセルフネイルユーザーの感動ポイントです。その他、ベースコート、トップコートも揃います。

✅ 肌にも地球にも、嘘のない選択を続ける「ネモハモ」

 化粧品領域を飛び越えて、原料となる植物を育てる農園の土壌作りから手掛けるコスメブランド「ネモハモ(NEMOHAMO)」。農薬・化学肥料不使用で力強く育った植物の恵みを余すところなく製品作りに生かしています。石油由来成分不使用、界面活性剤まで天然由来成分、キャリーオーバー成分も含めた全成分表示……と透明性を極めたかのようなブランド方針を知ったうえでプロダクトを手に取れば、そのこだわりが確かな信頼感へと変わるはずです。

【クリーンビューティのポイント】
天然由来成分100%(界面活性剤含む) ・植物まるごと(全草)配合 ・製造工程での排水、排煙なし ・エキス抽出後の残渣や余った原料は自社農園で堆肥として再利用 ・環境に配慮した容器、化粧箱、輸送箱を使用 ・クルエルティフリーなど。

代表アイテム:洗顔ソープ

 ブランド創設時から展開する洗顔ソープは、植物が持つビタミン、ミネラル、酵素の恵みを詰め込み、時間のかかる低温釜焚き製法によって生み出されています。もこもこボリュームの泡立ちで肌のうるおいを守りながら余分な汚れをオフし、明るく健やかな肌へと整えます。職人の手仕事によって丁寧に仕上げられたヴィジュアルには、素朴でぬくもりある表情が宿ります。

✅ 美しさと環境再生の循環を目指す「ウカ」

 頭のてっぺんから爪の先まで美しく健やかに保つことを提案するトータルビューティサロンの「ウカ(uka)」。ものづくりをするうえで大切にしているのは、自然を消費するのではなく、再生・回復させていく“リジェネラティブ”という考え方です。近年では、製品を使うことでキー成分の植物が生まれた土地が循環するシステムを生み出し、植物がより豊かに育つことでプロダクトのクオリティを向上させ、肌も自然も美しくなることを目指したシリーズを展開しています。

【クリーンビューティのポイント】
リジェネラティブへの取り組み ・D-LABとの協業による「循環研究所(Regenerative Lab)」の設立 ・ヘアケアシリーズでバイオマス容器採用 ・一部店舗の内観に生分解性素材を採用など。

代表アイテム:ネイルオイル

 “セルフ時々サロン”の理念のもと生まれたウカのセルフケアアイテムの中でも、ネイルオイルはブランドネームを一気に広めたプロダクトのひとつ。天然由来原料のみを使用し、国際認証のエコサートを取得。指先に塗布してくるくるとマッサージしながらなじませることで、爪やその周辺の肌をケアします。使用時間を想定して仕上げたそれぞれのエッセンシャルオイルの香りは、フレグランス代わりとしてもOK。肩や首に使用してリフレッシュするのもおすすめです。

✅ 日本の植物療法士第一人者が手掛ける「ワフィト」

 人生100年時代の誕生から最終章まで、ともに歩み続け寄り添えるブランドでありたい。「ワフィト(Waphyto)」は、そんな想いから生まれた植物療法士の森田敦子さんによる植物バイオメソドロジーブランドです。フランス発のフィトテラピーと本草学を融合した考えに基づき、日本の風土で育った植物たちのパワーを込めたプロダクトを提案しています。

【クリーンビューティのポイント】
天然植物精油100% ・90%以上の製品がヴィーガン処方 ・合成着色料、合成香料、パラベン、石油系界面活性剤、フェノキシエタノール、エタノール(スキンケアシリーズのみ)不使用 ・リデュース、リユース、リサイクル、アップサイクルを掲げ、容器や販促物は環境負荷の少ないものを採用 ・クルエルティフリーなど。

代表アイテム:インティメント フォーミング ウォッシュ

 日本のフェムケアを牽引する森田敦子さんの想いが詰まったこのプロダクトは、「デリケートゾーンケアといえばワフィト」という地位を確立させたアイテムのひとつ。まぶたよりも薄く繊細だといわれるデリケートゾーンの皮膚を弱酸性&低刺激設計の濃密な泡で優しく洗い上げます。夏場になると特に気になるニオイや不快感にもアプローチし、ラベンダーをはじめとする4種の天然精油をブレンドした香りで、癒やしのケアタイムを演出します。